険悪な関係が相続協議で 劇的に仲直りした兄弟

Mさんから相続の相談を受けました。
Mさんの困り事は相続人の二人の甥の関係が険悪で話し合いすら出来ないことでした。

Mさんの姉が亡くなりました。姉の夫は10年前に他界しています。
姉の相続人は姉の二人の子供です。
普通、兄弟二人の相続はそんなに揉めることはありません。
しかし、この二人の兄弟は以前から仲が悪く話し合いすら出来ない状況です。

こんな険悪な関係の仲でMさんは困り果てて、私に相談を持ち掛けて来たのでした。
遺産は姉の住んでいた家とその敷地、それに預金です。

私とMさんで相続人に個別に会い話し合いをしました。
その結果、二人の兄弟はやっと同席して遺産相続協議に入ることが出来ました。
協議は数日間に及びました。

協議の結果
・預金は半分ずつ相続する。
・家は長男が相続する。
・敷地は、兄弟2人で主張どおり分筆してわける。
と協議がまとまりました。

敷地は、繁華街にある200坪位の宅地です。
土地家屋調査士に依頼し地積測量図を作成しました。
そして、それを添付して遺産分割協議書を作成し、所有権移転登記をしました。
これで、相続手続きが完了しました。
これは、仲介人を介して協議し、お互いの主張を反映させた結果うまくまとまったのです。
この相続を機会に兄弟2人は仲直りをし、兄弟からはMさんと私に対して感謝されています。

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